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泉商事 今昔物語

2020/03/02

今昔物語

WEB用の原稿作成依頼を受け、何を書こうか長い時間をかけていろいろと考えてきましたが、 長きにわたり那珂製作所時代から泉商事にお世話になってきましたので、入社当時の思い出など入社から32年を振り返ってみることにしました。

私は昭和63年10月に、当時の那珂製作所株式会社(現泉商事株式会社の前身)にお世話になり始めました。昭和63年といえば翌年に昭和天皇の崩御という暗いニュ―スがあったものの、町では光GENJIの曲が流れ、東京ドームが完成し、ソウルオリンピックで鈴木大地が(現スポーツ庁長官)が金メダルを獲得するなど、既にバブル景気が終焉を迎えていたにもかかわらず、世間的にはまだどこかでバブル景気の夢から覚めていなかったような時代でした。
しかしながら不景気の波は確実に迫っており、那珂製作所の前に27年間働いていた前職の廃業に伴い退職を決意、日立製作所の知り合いの関係で那珂制作所に入社するに至った次第であります。

当時の那珂製作所の主力製品は、乾燥機のドアフレーム製造、クリーナー(掃除機)製造を中心に、換気扇や扇風機、家庭用ポンプなどいずれも日立製作所家電製品の部品製造がメイン業務であったと記憶していますが、2槽洗の海外での生産が始まり成形品製造の仕事が減少し長く苦しい事業環境でした。

上海坂井塑料成形有限公司

上海坂井塑料成形有限公司

その時点 泉商事(株)にも上海坂井塑料成形有限公司(海外工場)を設立しております。
私は入社当時から業務グループに所属し、作業手順のルール化、社内整備の企画・運営だけにとどまらず営業活動にも従事してまいりました。当時はISO(国際標準化機構)の認証取得を目指しており、日立製作所株式会社多賀工場品質本部のご支援/指導もあり、多賀工場傘下の協力工場5社ともJQA認証・登録が得られたことには感動いたしました。
2020年2月にはISO定期審査の時期を迎えますが、立ち上げ時には現地で採用したブラジル人などもいて、品質マニュアルや5S基準書など素人にはちんぷんかんぷんでしたが、取得を目指し一生懸命、夢中に各種マニュアルや基準書を作成しながら業務の効率化や平準化を推進していたことが鮮明に思い出されます。
このあたりは、機会があれば紹介できればと考えております。

長年クリーナーの部品製造がメインでありましたが、その後全自動洗濯機の部品製造に携わることになりました。確か2000年だったと思いますが、今となっては泉商事にとっては真に転換期だったと感じております。
2槽式洗濯機の全盛期に相応しくトップカバブクミーやバランスリングクミ(熱溶着)、PPベースクミ(底板)などの大型成形品から組立までを担い、ピーク時には60,000台/月を生産しました。連日4tトラック15台の納品する日々が続きました。

当時の工場レイアウト図がありましたので掲載しておきます。

今では考えられませんが成形機の横には組み立てラインもあり、連日連夜、全社一丸となって製造~組立まで一貫生産をしておりました。残念ながら自動洗濯機製造に関係した時期はあまり記憶にありませんのでまた機会がありましたらご紹介します。 昨今では、泉商事全体のエコアクション21環境活動を推進する立場として、事務局のアシスタントを担っております。
泉商事泉商事今昔物語は不定期に掲載しますので、楽しみにしていただければ幸いです。 では、また。(水戸部)

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