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今さら聞けない射出成形金型の基本とは?依頼時に注意すべき5つのポイント

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プラスチック製品の質は「金型」で決まる

「プラスチック製品を量産したい」と考えたとき、避けて通れないのが「金型」の製作です。
射出成形において、金型は単なる「型」ではありません。製品の寸法精度、見た目の美しさ、そして生産コストの大部分を決定づける、いわば「製造の心臓部」です。

しかし、金型は非常に高価なものであり、専門的な知識も必要とされます。「見積もりを取ったら予想以上に高かった」「作った金型がすぐに壊れてしまった」といったトラブルを防ぐためには、発注側も最低限の知識を持っておくことが大切です。

この記事では、射出成形金型の基本的な仕組みと、製作を依頼する際に押さえておくべき5つの重要ポイントについて解説します。

そもそも「射出成形金型」とは?

射出成形金型とは、溶かしたプラスチック樹脂を高圧で流し込み、冷やし固めて形を作るための金属製の型のことです。

「キャビティ」と「コア」の役割

金型は通常、2つのパーツが合わさってできています。

  • キャビティ(固定側): 製品の「外側(表側)」の形状を作る部分。
  • コア(可動側): 製品の「内側(裏側)」の形状を作る部分。

射出成形機が開閉する動きに合わせて、この2つが合わさったり離れたりすることで、樹脂の注入と製品の取り出しを行います。

金型製作の依頼時に注意すべき5つのポイント

金型製作は大きな投資です。後悔しないために、以下の5つのポイントを事前に確認しておきましょう。

①金型費用(イニシャルコスト)と償却

金型を作るには、数十万~数百万円、大型のものや複雑なものでは一千万円を超える費用がかかることもあります。
これは「イニシャルコスト(初期費用)」と呼ばれます。一見高く見えますが、数万個、数十万個と量産することで、製品1個あたりのコストは非常に安くなります。
「どれくらいの数量を作る予定か(生涯生産数)」を明確にし、金型費用を回収できるかシミュレーションすることが重要です。

②金型の「寿命」とメンテナンスの重要性

金型は金属ですが、永久に使えるわけではありません。樹脂を流し込む 際の高圧力や熱 、開閉の摩擦によって徐々に摩耗していきます。
これを「金型寿命(ショット数)」と言います。
長く使い続けるためには、定期的な清掃や部品交換といったメンテナンスが不可欠です。依頼する工場が、金型のメンテナンス体制を整えているかどうかも重要な選定基準です。

③製品設計における「抜き勾配」と「アンダーカット」

金型から製品をスムーズに取り出すためには、コップのような「斜めの角度(抜き勾配)」が必要です。垂直な壁のままだと、 摩擦が大きくなり金型から製品が取り出せなく ( 抜けなく )なってしまいます。
また、横穴やフックのような突起がある形状(アンダーカット)は、そのままでは型が開かないため、「スライドコア」という特殊な部品が必要になり、金型費用が高くなります。

④金型の所有権と保管場所

製作した金型の所有権は、基本的には費用を支払った発注者(お客様)にあります。しかし、物理的に保管するのは成形工場であることが一般的です。
「生産終了後に金型をどうするか」「他工場へ移管できるか」など、取り扱いについてのルールを事前に確認しておきましょう。

⑤「成形」や「組立」まで一貫対応できるか

「金型を作る会社」と「製品を成形する会社」を分けると、トラブルが起きた際に「型が悪い」「成形が悪い」と責任の押し付け合いになるリスクがあります。
金型設計から成形、さらにはその後の組立まで一貫して対応できる会社に依頼することで、品質責任が明確になり、トータルコストも抑えやすくなります。

泉商事の強み:大型金型から組立までワンストップ対応

泉商事は、射出成形において以下の強みを持っています。

大型製品に対応できる設備力

当社(第二工場)では、最大1300tの大型射出成形機を保有しており、自動車のバンパーや大型家電の筐体など、他社では難しい大型製品の金型・成形に対応可能です。

金型手配から組立までの一貫生産

お客様の図面をもとに、最適な金型設計・製作を行い、成形、二次加工(塗装・印刷)、組立・梱包までを社内で完結させます。
複数の業者を管理する手間を省き、物流コストの削減と短納期を実現します。

最適な材質・設計の提案

「どのような環境で使うか」「強度はどれくらい必要か」といった要件に合わせて、汎用プラスチックからエンジニアリングプラスチック(エンプラ)まで、最適な樹脂 材料 をご提案します。

まとめ:失敗しない金型製作はパートナー選びから

射出成形金型は、製品の品質とコストを左右する重要な資産です。
単に「安いから」という理由だけで選ぶのではなく、メンテナンス体制や、成形・組立まで含めたトータルサポートが可能かどうかを見極めることが成功の鍵です。

「大型の樹脂製品を作りたいが、金型のことから相談したい」
「金型手配から組立まで丸投げして、管理工数を減らしたい」
このようにお考えのご担当者様は、ぜひ泉商事にご相談ください。
確かな技術と充実した設備で、お客様のものづくりを強力にバックアップいたします。

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